わがはじ!

めんどいオタクのブログ。同人誌もやってるよ。

上坂すみれファンになってみたら、声豚としての眠っていた何かが蘇ってる話

f:id:daizumi6315:20170115214748j:plain昨年12/23(祝)の上坂すみれ両国国技館ライブに3色のサイリウムを持っていき「ほら、ロシア色wwwフランスじゃねえしwww」とか言ってはしゃいでる筆者。本題は徐々にズレていくので、どこまで読むかは各個人見極めてください。

 

上坂すみれのファンになって1か月半

月日が経つのが残酷なほど早い。って毎回言ってる気がする。ただ年末年始となれば、それも尚の事。3月期末系社会人の皆様ならご承知の通り、1月は仕事始めに挨拶回りがあったりとなんだかよく分からないまま進み、2月はあっという間に終了。そして気づけば3月決算で無理な数字づくりにもうバタバタ。同時に上期の予算も作ったりするので、もう気づけば春真っ盛り、そしてすぐやってくる五月病

 

こうしてるうちに死ぬんだろうなぁとか思いながら、上坂すみれファン歴も45日となった。彼女のファンになった経緯とか年末のライブレポなんかは過去エントリから覗いてほしい。

wagahaji.hatenablog.com

上記のライブ以降、やはりというか案の定ハマってしまい。音源もしっかりとヘビロテ。街を歩いていても無意識のうちにコールが脳内で再生「生産!団結!半抑圧!」「かわいかろう!!」「眠いのサイコー!!」などとついつい叫びそうになり、不審者認定直前で自重するという日々を過ごしている。もはやコルホーズの玉ねぎ畑にも片足突っ込んでいるような感があって、今年は同人誌で頑張って稼いで入会金に充てたい所存だ。

 

楽曲をひとしきり把握した僕は次のフェーズに移る。パーソナリティの確認である。まぁ、具体的に何をするかと言えばYouTubeなどで彼女が出ている動画をひとしきり見て回るという行為を指す。ただ、これは僕が完全に声豚全盛だった2003~2006年には出来なかった行為であり、ちょっとドキドキしながら「上坂すみれ」と検索する。

 

諸々見て回ると、案の定というかすみぺの異常思想・行動などが非常によく分かる。特に鷲崎健氏がパーソナリティを務める『A&G ARTIST ZONE 鷲崎健の2h』上坂すみれゲスト回などはあまり声優活動と関係のない、彼女の趣味の話題が聞け、非常に参考になった。

 

まず、鷲崎さんがとにかく楽しそうなのだ。そりゃ自分よか全然若く可愛いお嬢様が、80年代アイドルやら、戸川純とかCCB、YMO、オーケンの話題に全力でついてくるのである。サブカルおじさんが好きにならない方がおかしい。そこで僕自身も彼女の本当の魅力に気づき始める。自らのアルバム発売番宣すら無視したバカフリートークについつい聞き入ってしまう。視聴したのは年末の冬コミの最中。しかもサークル参加の前日に見始めてしまい、翌日5時起きなのに3時まで動画を見てしまった。死ぬかと思った。

 

鷲崎健氏に抱く12年ぶりの嫉妬

今日の話はここからが本番である。上記番組をようつべで視聴していてすみぺの魅力と同時に抱いた感情は「ただ鷲崎氏・・・楽しいだけじゃねえか・・・」という妬みである。特に2014年1月17日放送回など番組のほとんどを声優の故・広川太一郎氏の話に割き、メールテーマも「広川太一郎の名セリフ」ってなんなんだよ。お互いに『Mr.Boo!ミスター・ブー』の話題で爆笑って誰に届いてるんだこれ。

 

つまり「居酒屋でやれ」という話なのである。職権乱用じゃねえかクソ・・・そこで気づく。この鷲崎氏に対する純朴な嫉妬心。はて過去にも記憶が、と思い辿ってみる。すると、そこには『堀江由衣の天使のたまご』での「年始回だから縁起物の獅子舞をブッキングしたけど間違えて鷲崎健登場」という謎ゲスト放送回の存在があった。

 

最近聞き始めた当番組のリスナーは「え、毎年恒例行事じゃん。そんな目くじら立てるなよ」と思われるかもしれないが、この行事が始まったのは2004年。そう僕が一番狂っていた時代、つまり中学2年生である。普段は男性ゲストはおろか、同業女性すら来ない淡々と一人でこなす番組、そこに彗星のように現れた鷲崎健。なぜポアロ風情が・・・と謎の対抗心を燃やす中二のクソガキ。(伊集院ラジオ時代から好きでポアロ音源もかなり聴いてたのにね)それ以降も年始に登場するたび、何か黒い感情を抱いた事実は最早懐かしいを通り越して、ただ記憶から消したい。

 

またそれを経て、声豚なら誰しもが一度は通る黒歴史「将来なりたい職業は放送作家か、声優イベントの司会する人」という希望を持つにいたる。その結果、なぜかジョイまっくす氏と斎藤K氏への憧れを口にしたりし、とにかく酷かった。ただ、徐々に大学生ともなり。さすがに、社会一般の大人はみんな文化放送に入れるわけでないし、まして栗林みなみのマネージャーだったりエロゲ会社の代表取り締まられ役になるという選択肢も難しいことを知ったわけだ。そう、ただただバカだったのである。

 

しかしながら。この年末。『A&G ARTIST ZONE 鷲崎健の2h』の過去動画を見ながら抱いた感情は「俺もすみぺと楽しく話がしたいし、オタクの悲哀を歌ったバンドでも組もうかな・・・」だった。そう、つまりは三つ子の魂百まで、ぜんぜん凝りてねえのである。

 

・声豚は、所詮、声豚。

先日、テレビ朝日系列にて『声優総選挙』という番組をやっていた。種々意見はあれども「プロの声優がすごいと思う声優を挙げてランキングを作る」というコンセプトはなかなかに見ごたえがあったし、メンツもそりゃ凄い。めぐ姉は勿論、のんこさん、三石さん、そしてみゆきちの名前が上がると興奮したし、純粋にオタクとして楽しんでしまった。

 

その熱量そのままに、昔TBSで深夜にやっていた声優トーク番組『激☆店』を引き合いにしてこんなことをツイートしたのである。

どマイナーな番組の一人回顧と思っていたが、なんだか微妙に反応が多かった。「懐かしい」「見てたなぁ」などという反応もいくつかあって。本放送はBS-iだった為、多少時間は異なるが、それでもレギュラーの放送時間は深夜1時。動く声優見たさに眠い目擦ってバカなオタクが喜んでたと思うとなんだか笑ってしまう。

 

多分、声豚というのは豚と呼ばれるだけあって、基本的にM耐性が出来ているように思える。そしてそれは一度その快楽を覚えると、脱したと思っていてもその根は残っている。恐ろしいものである。今回、上坂すみれのライブに行った辺りから、徐々に自分の行動にも最近、微妙な差異が生じ始めていることに気づかされる。アニメ円盤なんか見てもEDを停めてキャストを眺めている。書店で何年振りかに『声グラ』と手に取っている。FGOをやっても「えーと、モードレッドはみゆきちだから外さない」とかアホな理由でスターティングメンバーを決めたりしている。

 

卒業したと思っていた。もう声優沼なんか二度と戻るかと思っていた。本気で堀江由衣氏と結婚したいと思っていた過去を消す為にも、そう信じていた。その信念が昨年12月以降、急速に崩れ始めている。今更、アナスタシアの音源とか集めだしている。うむ、尊い。そして3月のKING SUPER LIVE TRINITY、当たってほしいと切に願っている。あぁ、マズい。足掻いたところで、やはり声豚は声豚なのだ。沼は抜けられないから沼なのだ。