わがはじ!

めんどいオタクのブログ。同人誌もやってるよ。

そろそろ冬コミの企画を考えなければという話

C101受かれば、ちゃんと作る予定です。


何回経験しても、何故か失念してしまうという事がある。休日出かける際にカバンを変えた結果、平日、財布を家に置き忘れる。漫画の単行本を何巻まで買ったのか思い出せず、棚に同じ巻が2冊ある。ブログ更新をすべき日に酒を飲んでしまう。大江戸線に乗り換える時、結局どちらに乗ればいいのか分からず慌てて逆方面に乗る・・・

 

そして同様に。夏のコミケは8月。そして、冬のコミケは12月。そう書けば分かるのに「コミケは1年を等分している」と勝手に勘違いして、9~10月にかけて思いっきり油断していたら、当落が発表されたりする。

 

そんな危険信号に対して、今年は何とか気づく事が出来たため、タイトルの通り早々に動き出している。例年、コミケに出す同人誌に関する情報は、万が一落とすリスクもある為、ほとんど完成か、入稿の目途が立ってから宣伝も兼ねてブログに書くことにしている。ただ、今回に関しては、情報を公募するという手段を初めて取ってみたわけで。

 

その手前、すこし早い気もするけれど、冬コミの企画についてここで書き殴ってしまい、自分の逃げ場をなくした方がいいのではという思いもあり、このような記事を書き出してしまったという具合だ。

 

加えて、既に情報を集めている現時点で僕自身が既に楽しくなってしまっている。

 

なんならこの集まった情報を眺めながら、酒を飲むだけでもいいんじゃねえかと思えてきている。まぁ、そんなこと言っているとせっかく情報提供頂いた方から誹謗中傷が届きかねないので、冬コミはどのような本にしていくのか、ちょっと現時点での投票頂いた内容を覗きながら、短く企画を紹介してみたい。

 

 

 

ということで、冒頭にサークルカット画像を掲げた通り。「貴方の性癖を歪ませた漫画」を特集した漫画評論本を作成する予定である。王道からニッチ作品まで「この漫画のせいでちょっと人とは違ったこだわりを持ってしまった」という経験だったり「どうも自分はストーリーの本筋とは違う楽しみ方をしているのではないか」と内省した事はないだろうか。

 

実際、僕自身もそのような経験があったし、なんならオタク同士の飲み会なんかでもたまに同様の話題で盛り上がった覚えがあって、冬コミはこのテーマで同人誌を作ってみる事に決めた訳である。

 

やはり自分だけの経験をもとに書いても、視点が狭まってしまうため、今回は公募という形で現在下記URLから誰でもフォームに記入できるようにしてみた。

 

是非お暇な方は、ご協力して頂きたい。フォーム内の自由記述文が全て掲載されるとは限らないけれども、作品については全て掲載する予定。幅広い観点からのご意見お待ちしています。

docs.google.com

 

ていうか、この募集を開始したのが一昨日。そして、現時点で既に50件を超える投稿を頂いている。本当にありがたい、というかやっぱみんな読んできた漫画に対して一物抱えてるのね…と、オタクは哀しい生き物だと再確認してしまった次第。

 

そして、今回の企画を立ち上げてよかったと思ってしまうほどに、既にその内容が面白いのである。男女も、性癖ジャンルも問わずというレギュレーションにしたおかげなのか、誰もが知る王道作品から、古典的名作、あるいはその人しか知らないようなニッチな作品と、非常にバリエーションに富んでいる。

 

勿論、作品が被っている人もいるのだけれど、またそれぞれに異なる観点から性癖に異常を来しており興味深い。本が出来ていないうちからこんな事を言うのも怖いのだけれど、この本、出来上がった暁には、仲間内とワーワー盛り上がる意味合いでも結構おススメである。

 

 

と、今日の記事では、詳細の記載はネタバレになるので避けておくけれど、今のところ最も得票を得ている作品を2つほどピックアップしてしまおうと思う。

 

その一つ目は『名探偵コナン』である。週刊少年サンデーに連載されており、毎年GWには映画化され、大ヒットする国民的アニメの筆頭作品である。個人的には意外なチョイスと感じたものの、やはり多くの人の目に触れているという事もあって、影響を与える母数が多い事は想像がつく。そして、サスペンス要素と少年少女。確かに意識をせずに見ていたら、あんな部分、こんな部分がやけに気になってしまったという点もあるのだろう。

 

そして、二つ目は『カードキャプターさくら』である。こちらについては「なかよし」に90年代に連載され、未だにファンを多く持つCLAMP作の傑作魔法少女作品。真っ当に見れば、真っ当なのだけれど、やはりオタクというのは作品内での様々な関係性が気になってしまう質で。年齢差、同性への恋慕、などなど多くの可能性に満ちた作品であるところは既に多くの読者の知るところであろう。

 

それぞれ異なる『コナン』『さくら』との向き合い方はやはり本になってから紹介してみたい。いや、本当に漫画の読み方って人それぞれなんだなと改めて実感している。

 

とまぁ、そんな有名作から「そんな漫画あったんだ」という作品まで。今回そうした作品群を眺めながら感じた事としては「沼というものは、沼にハマってから沼だと気づく。」という事だろうか。まさかそんな大衆作品が人の性癖を狂わすなんて、と思うかもしれないが、きっと人にはそれぞれの琴線やスイッチがあって、どういう作品やきっかけでそれが「オン」になるかは当人さえも分からない。

 

振り返ってみれば、あの作品が僕にとって、私にとっての「沼」だったりするわけだが、そんな各人の沼について語りあう事は多分、皆さまにとっても楽しい時間になるのでは、という思いでこれから大晦日に向けて本づくりを開始していきたいと思います。当落はこれからなのでそもそも受かるかどうか、という話はあるけれども、まだしばらくは上記フォームで「フェチ漫(仮)」に関する情報を募集していますので、何卒良しなに。

 

今日は短いですが、こんなところで。引き続きよろしくお願いいたします。