わがはじ!

めんどいオタクのブログ。同人誌もやってるよ。

夏コミC92既刊のご案内

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ということで、コミケまで一週間切りました。早いもんです。新刊の告知が済んだので改めてここで今回の既刊ラインナップをご紹介。新刊もなかなかあれだけど、まぁ既刊も大概アレなので、ぜひチェックしてみて下さいまし。

 

①『'00/25 vol.6 特集:女装という在り方』

ジャンル:女装文化評論 84P/¥700

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<コンテンツ>

・すちうる氏ロングインタビュー

幾夜大黒堂氏×あしやまひろこ氏×すくみづ鼎談

・しんいち氏対談

志村貴子放浪息子』レビュー/すくみづ

・コラム『その心意気やヨシ!」シゲヨシ伊東

 

とにかく女装する人の考えを掘り下げた一冊。表紙と巻頭インタビューは、関西においてラバー・ロリータ・SMファッションで異色を放ち、国内外に多くのフォロワーを持つすちうる氏。その行動原理や過去からのコンプレックスなど、表層では伝わらない部分について聞いてみました。また『境界のないセカイ』(KADOKAWA)などの著作で知られる漫画家/幾夜大黒堂氏と筑波大ミスコンで男性として優勝を果たした経験を持つあしやまひろこ氏を招き鼎談。それぞれの立場から、女装とは、性別とは、そしてその未来について幅広い目線から語り合ってきました。

 

更に、秋葉原にあるGame Bar「A-button」の店長であり友人のしんいち氏。40歳を超えて女装趣味を開始した氏の生きざま、心意気を伺ったり。あと『放浪息子』のレビューなんかも、僕が垂れ流したりしてます。なぜ僕ら、そして彼らは「彼女」として生きるのか。またかわいさを追求するのか。その発端や内心について、また性別という存在について改めて考えなおす。そういう濃い内容の評論・対談雑誌です。以前頂いた女性からの感想で「男に生まれ変わって女装してみたくなりました」とのこと。

 

②『'00/25 vol.5 特集:Fetists ~あなたのフェチはどこから?~』

ジャンル:特殊性癖考察評論 58P/¥500

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<コンテンツ>

・大阪フェティシズム女子会(本城みらい氏×inuso氏×華花氏)

・おさんぽみるくコラム「フェティッシュとインターネットをめぐる冒険」

・着ぐるみフェチSA氏との対談「フェチはどこからやってくる」

・『奇譚クラブ』から読む50~80年代フェチ文化のあゆみ

・夢川喜久路コラム「観念へのフェティシズム

 

「特殊性癖ってどのように生まれるんだろう。」そんな疑問からスタートした本企画。まずは関西まで足を運び、フェティッシュに造詣のある女性陣をお招きし、なんと女子会を開催。ちょっと人と違った性癖についてストレートかつ下ネタ全開で応えて下さっております。それぞれの個性も強く、普段はなかなか垣間見れない、お三方のフェティッシュへの拘りは必見です。コラムを依頼したのは、おさんぽみるく氏。ネット上での発言と一味もふた味も違う「フェチ」と「ウェブ」についての考察は興味深いです。ちょっと細身だった頃のおさみる氏の写真も見どころの一つかも。

 

また着ぐるみに魅せられたSA氏との対談もなかなか濃いものになりました。普通の性交とは違ったものに劣情を抱いてしまった悲しくも、切ない性の話はおススメ。夢川氏の「欠損」に纏わるコラムも読みごたえはかなりあったり。などなど総じてちょっとアレな一冊になっていますが、特殊性癖を分析するという挑戦的な企画故、興味のある人には多分かなり面白いのではないかと。同人誌だから出来た本という感じです。

 

③『'00/25 vol.4 特集:徹底対談/今オタクであること。』

ジャンル:オタク文化対談評論 94P/¥700

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<コンテンツ>(全編対談にて構成されてます)

おたっきぃ佐々木氏(元ラジオディレクター)

・橋本新義氏(編集者・ライター)

・木下崇氏(元グラフィッカー/プロデューサー・㈱エルフィンCTO)

・ランソム功氏(翻訳家)

・福田えいじ氏(原型師

 

昨今、オタクという呼称も一般化され、アニメを見ていてもふつうの趣味とみなされるようになったわけですが。こんな時代だからこそ、オタクという自我を強く持って生きてきた人たちの話を聞きながら、今後のオタク文化はどうあるべきか対談から見てみようという過去最も分厚い一冊。

 

招集メンツも『ツインビーPARADISE』『超機動放送アニゲマスター』など多くのラジオ番組で知られるおたっきぃ佐々木氏や、元はPC雑誌編集から現在ではEngadget日本版などで記事を書く橋本新義氏。元セガサミーで『ツインエンジェル』立ち上げに携わった木下崇氏、北米版の『進撃の巨人』など多くの作品を英訳したランソム功氏、あずまんが大王のガチャポンシリーズなど数々の原型を担った福田えいじ氏。歴々のオタクたちとの対談5本勝負を収録。かなり読むほうも体力を使うとの声が各所であがりましたが、その分だけの読み応えは保証できます。是非、本当の意味での「イキリオタク」の生き様を見ていただければ幸いです。

 

④『3K歌集』

ジャンル:現代クソ短歌・俳句歌集 46P/¥400

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表紙に書いてある通り。ツイッター生活5年間において、ふと生活から搾り出た短歌や俳句をまとめた個人歌集。タイトルの「3K」とは「暗い」「汚い」「悲しい」の略。基本的に全般愚痴や内省で占められており、読む側の失笑を買う出来となっております。また岩波書店パロディということもあって、確実に文芸本を探しに来た女性などがこの本を手に取り、一瞬で閉じて戻すという事案が起きてしまい大変申し訳なく思います。

 

正直なところ『'00/25』シリーズの作成が追い付かないため、とりあえず新刊を、という発想で作ったという拙速な本にも関わらず「今までで一番読みやすい」「一番笑った」など、まぁ普段のツイッターのノリで楽しめることが功を奏した模様。是非、在庫にしておくのも嫌なので買って行ってください。

 

 

ということで、以上4冊が新刊以外の既刊本となります。当然新刊もよろしくねということで、新刊宣伝ページは下記となります。

www.wagahaji.com

 

とりあえず3日目エ-32aです。島端なので見つけやすいかなと。是非是非遊びに来てやってください。