わがはじ!

めんどいオタクのブログ。同人誌もやってるよ。

2019-01-01から1年間の記事一覧

堀江由衣ツアー「文学少女倶楽部」に行ってきて嗚咽し続けた話

おっさんの自分語り多めなのとセトリバレもあるので注意してね。 これまで自分のオタク活動を振り返れば、きっかけは大抵、堀江由衣だったのだと思う。初めて買ったアニメ関連CDは『ほっ?』だったし、最初に定期リスナーになったアニラジは「堀江由衣の天使…

冬コミC97新刊告知 シリーズ最終巻『ヒトとケモノとものがたりと』 

いよいよ「'00/25」シリーズ最終巻になってしまいました。 本ブログもいつ以来の更新だろうという話。確実に格ゲーのやりすぎですね・・・ただ、そんな中でも、ちゃんと冬コミ新刊は作っていたのです。マジでえらい。早期入稿常連勢として、入稿はもちろん終…

絶望とチープさを兼ねそろえた『三体』が問う「知」へのシビアな目線

kindle版なら『三体』も軽くて済むね 昨今、売れている本と聞いて、真っ先に上がるタイトル。それは劉慈欣(りゅう・じきん)の著作『三体』であろう。現代中国SFの最高峰との呼び声高く、先月ようやく早川書房から満を持して発売された。 wired.jp 3部作と…

『天気の子』感想~「面白い」と「好き」って違うよなという面倒な述懐~

映画『天気の子』公式サイトより 何かアニメや映画作品を見たときに。単純に「面白いか、否か」が「好きか、否か」に直結するわけではない。 過去から、ブログ内でもいろいろな作品のレビューなんかを書いてきた。その趣旨としては「作品を見て得た感情を、…

「曖昧さ」を絶望にしないための内省

國分功一郎氏『中動態の世界 意志と責任の考古学』落合陽一氏『デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂』を読んで 冬のコミケの原稿に取りかかろうとしている今日この頃。天候も相まって気が重い。なにかしら思考を動かそうということ…

清竜人ハーレムフェスタに行って、堀江由衣の話しかしないオタクの述懐

清竜人10周年特設サイトトップ画像より http://www.kiyoshiryujin.com/kr10th/ ラノベタイトルな感じにしようと思ったのに、取調調書の概要みたいな題になってしまった。 ということで、5月25日(土)新木場コーストにて開催された「清竜人ハーレムフェスタ2…

権利と承認の幸福論~Twitter10年を考える②~

今年でTwitterのアカウントを作って10年になる。その中で、ネットの情報と触れ合いながら考えたことなどを取りまとめ、あくまでも根暗ベースで書いていくシリーズ第2弾。あくまでも持論です。今回はGW10連休の最終日に書き出したということもあって、いつも…

人生がわからなくなった時に読む個人的処方箋マンガ選

気づけば令和。前回から続けようと思っていた話題は、プロットが大きくなりすぎて一旦お休み、お茶濁しと文章を書くリハビリを兼ねて、久々にサブカル系を中心に漫画レビュー記事でも書きたくなりました。各作品「処方箋」ということで短めです。 ・「わから…

正しさの限界と未完成な自分~Twitter10年を考える①~

今年でTwitterを使い始めて10年になってしまう。便所の落書きも、10年続けば立派な病気である。そんなわけで、その10年を振り返りつつ、ちょっといくつかの論点から数回に分けて連続的に思いついたことを書いていくつもりだ。ネットやらそこらへんと自我の話…

『カメ止め』がつまらない、のは何故か考えてみた話。

春眠マジで暁を覚えなくなってきたこの頃。花粉も飛んで、仕事に身が入るわけもなく、月曜から生産性のない考え事をしていた。今回はめずらしくサブカル論評みたいな話題になりそうなので、各位は優しい心で受け止めてほしい所存です。 ・『カメ止め』好き?…

「上坂すみれのノーフューチャーダイアリー2019」で再確認した異常性と安心感

2.10 革命的ブロードウェイ主義者来襲に怪しく光る神奈川県民ホール そろそろ僕も大人なので、ちゃんとページのHTMLとか弄ってヘッダから既刊紹介ページに飛べるようにしてみた。さすが、超エライ、サイバーエクスペリメンツ(適当)。 ていうかこれまで数年…

若者の同人離れと「自惚れ」についての考察

「若い人が同人製作に新規参入しにくい。」 この手の話は頷くところが多い。最近、この類のツイートやら発言をよくネットで見るようになった気がする。昨日もこんなツイートが流れてきた。 『オタク若者の同人誌(製作)離れ』って先日アシさんたちが話してる…

一旦、コミケ参加をお休みしようと思いました。

画像クリックで既刊アーカイブページ「わがはじの!」にとびます もう3月。「え、早い。うそでしょ」とSiriに何回聞いてみても「今日は3月」と言い張るし、「歳をとりたくない」と言ってみれば冷淡に「そうですか」と帰ってくる。ダメだ、現代のAIには情緒…

間桐慎二くんから見たFateが案の定ツラすぎる件

キャプションに使うわかめ画像探したら「カットわかめ」っていうあからさまな商品名だったので、ちょっと自重しました。 今年に入りひとつ楽しみがあった。それは劇場版『Fate/stay night Heaven's Feel Ⅱ.lost butterfly』の公開である。時間は少々経ってし…

大人になった平成に思うこと

昔、何かで読んだ覚えがある。「人は弱気になると、過去を振り返りたくなる」そんなこと言われたら、日々過去の自分のツイートを眺めてみて「案外俺、面白いこと言ってるじゃん」など自分に対するフォローを続けてしまうのも、やはり弱気な性が原因か。まぁ…

COMIC ZIN振込の件から現在の「サブカル書店」の在り方について考える

新しい年となり半月ほど。すっかり2019年の空気に身体も慣れてきた頃かと思ったら、突然38度の熱を出し、お腹から色んなものが射出された先週。朦朧とする意識の中「このまま死んだら、ゾンビになってアイドルになる」などと譫言を一人言っていたものの、な…

オタクとして老い、死ぬ事を考える~町田メガネ『下流オタク老後破綻論』から~

C94で頒布されたコピ本Ver. 最新版はオフセット仕様があるみたいです。 正月は、無駄に意識やら心根を改める時期だ。これまでの自分の来し方を振り返り、そしてこれからの生き方を模索する。あぁ、これまでなんて膨大な時間を無駄に費やしてしまったのだろ…

声に出して読みたい射精『抜いた記録』で迎える新年

おそらく全国的に謹賀新年、年明けを迎えたようである。本年も引き続きしょうもないテキストを垂れ流しながら、また同人活動に変態的生活にと、それぞれ精進して参る所存なので宜しくお願いいたします。 そして、新年を迎えたということは、同時に冬のコミッ…