わがはじ!

めんどいオタクのブログ。同人誌もやってるよ。

陰毛がうねうねしてる理由。

結構昔からこれは興味があって。

 

まずそもそも、どういう構造でうねうねしてるのか。自分もうねうねしだしたころから凄い気になっていた。最初はうねうねが気持ち悪かったので、何とかしてストレートにしようとした。

 

だが、いくら丁寧にリンスをしても、カールドライヤーで伸ばしても無駄だった。パーマが徐々に解けて直毛になるような、そんな気配は微塵もない。一時、ストレートになりそうだが、陰毛はすぐにあのうねうねを取り戻してしまう。むう、強いぞ陰毛。

 

なので、学生時代。落ちてた陰毛をめちゃくちゃ観察したことがある。

 

すると、箇所によって太さが違うのだ。太さに差があるということは、毛自体の強度にも差が出る。すなわち、曲がってしまう部分と自立できる部分が存在し、結果あのようなうねうねを生み出しているということが分かった。

 

そして、陰毛という字の通り大切な場所に生えている。恐らく、想像するに緩衝材としての役割なのだろう。うねうねが集まるとクッションになる。それは繊維が絡まった綿の構造にも似ている。人間の身体は自ずと緩衝材を生成する仕組みが備わっていると感じたとき、かなり大きな感動を得たことをはっきりと覚えている。

 

だって、同じ毛穴なのに、場所が違うだけでそんな高等なテクを有するなんて。陰毛の生成から、人間というものは、やはり大いなる存在によって生かされているのではないかという哲学的思惟にまで至ったのも懐かしい。

 

また毛の材質だけでない。生える箇所も実に不思議だ。僕は、野球部時代。右投げ投手だった為、絶対に右肩にはバッグをかけなかった。

 

野球部お馴染みのエナメルバッグを、ずっと左肩にかけていたのだが、気がつくと左肩から長い毛が生え始めていた。正直、あまりの浮世離れした肩毛にどん引きしたのだけど、きっとこれも身体の防衛本能なのだろう。ちょっと大切にするようにした。

 

正直、女装をする身としてはマジで邪魔だし、そもそも普通のサラリーマンとして生活する上でも手間でしかないので、早いところ全身脱毛でもしてしまいたいのが本音なのだが、こうした事を考えていると、毛というのもそれ固有の生命なのかもしれないとか、多分日本酒の飲みすぎで酔っている。

 

あと話は戻るが陰毛というのは、現れる場所が本当に謎である。これは、深夜ラジオを初めとして古典芸能的に語り継がれている話ではあるのだが、天井近くの本棚の上とか、手の届かない場所から現れる陰毛。その昔なんかは、カセットで音楽聴こうと思ったらデッキの中からも現れてた記憶がある。そんな意味不明なところから発見するとやはり人ならざるものの力を感じる。

 

陰毛を思わぬところに配置して人を驚かす妖精とかいるのだろうか。どちらかと言えば、それはもう妖怪の類かもしれない。妖怪陰毛運び。字面がなんともアホらしい。うまいことキャラにすれば、ちょっとカネの臭いすらするじゃないか。

 

なんの話だったろうか。もっと良い話だった気がする。

 

毛というものは案外バカにがちだが、よくよく見てみると面白い。最近ではネット上で「コメンテーターが独特な髪型すぎて話が頭に入ってこない」というような画像まとめも人気だが、毛はそれほどに人を左右する。生物としての進化の過程でどんな生物としてのメリットがあって、そんな毛の生え方をしたのだろうか。ハゲは人間の過去世からの宿業の現れなのか。また縮れる陰毛とは大いなる神の意図なのか。

 

そのようにちょっと大きな目線から、街行く人の髪型や毛を見てみると、なんとなく人間っていうよりは、みんな所詮は動物なんだなと。そんな社会でせこせこ気にしながら生きていくのもバカらしい気持ちになって明日からも会社にいける気がする。

 

まとまりないけど、そんな話でした。