わがはじ!

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清竜人ハーレムフェスタに行って、堀江由衣の話しかしないオタクの述懐

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清竜人10周年特設サイトトップ画像より http://www.kiyoshiryujin.com/kr10th/

ラノベタイトルな感じにしようと思ったのに、取調調書の概要みたいな題になってしまった。

 

ということで、5月25日(土)新木場コーストにて開催された「清竜人ハーレムフェスタ2019 10th ANNIVERSARY & 30th BIRTHDAY」に行ってきた。出演アーティストは、上坂すみれ佐々木彩夏ももクロ)、でんぱ組.inc、そして堀江由衣というその筋の人なら一瞬で分かる豪華さ。

清 竜人 10th ANNIVERSARY 特設サイト

 

僕としても、現在すみぺにのめり込んだ挙句FCにも加入、ももクロちゃんライブ映像をリピートしながら苦しかった就活時代を乗り越え、でんぱ組にはデビュー以来「これは沼」と確信し、ハマらないよう日々楽曲を聞いては気を付けており、堀江由衣に関しては「結婚したい!」と中学生時代に冬の海に叫んでいたわけで。そんな個人的な業じみたメンツとなったこのライブイベント。行かざるを得なかった。

 

どのアーティストに対しても上記の通り、元来思い入れがあり、やはり見た結果も素晴らしいパフォーマンスだった。しかし、今回に関してはタイトルのまんま。堀江由衣女史のライブアクトをメインに、というかそれだけについて滔々と書き連ねる。非常に偏った目線と、病んだ過去をねじ込んだため、かなり色んなブレーキが壊れている気がする。同志、もののふ、でんぱ勢各位。マジで堀江由衣の話しかしてない。先に謝る。ごめん。

 

・声豚、ふるさとに帰る

そもそもこの「清竜人ハーレムフェスタ」というイベント、シンガーソングライター兼作曲家として活躍する清竜人氏が、縁のある女性アーティストを招いて行うフェスイベントである。提供楽曲だけでなく、それぞれの持ち曲も聞け、なかなかにレアなパフォーマンスも拝むことができる。

 

もともと僕自身「メンバー全員、清竜人の嫁」というとち狂った設定の一夫多妻制アイドルユニット「清竜人25」のライブにも数回足を運んだことがあり、氏の独特な音楽センス自体にも惹かれていた。そして今回。清竜人氏も敬愛し、楽曲提供をしている堀江由衣御大がこのハーレムフェスタに参戦すると聞き、居てもたってもいられなくなった。

 

簡単に自分の経歴を漏らそう。過去には黒ネコ同盟(堀江由衣FC)に所属、当時声豚の限りを尽くすも、徐々に「オタクはみんな放送作家や声優イベント司会になれるわけではない」と高校卒業あたりで知り、大人になりゆく自我と金欠の狭間で揺れた結果、同盟継続を断念。同時に声豚も卒業・・・と思ってたら色々再発してしまい、昨年コルホーズの玉ねぎ畑(上坂すみれFC)に移籍してしまったという具合。

 

詳細については下記記事を参照。

堀江由衣がプリキュアを演じる事について(前編) - わがはじ!

この12月から上坂すみれのファンになってみた話 - わがはじ!

 

つまるところ、堀江由衣女史に対しては、過去からのトラウマ的ファンであり、現在は上坂すみれ現場を中心に声豚として生計を立てているという二枚舌な塩梅である。そんなダブスタな僕にイベントの入場の際、係員が「誰をお目当てに来ましたか?」と問う。単に集客力の確認なのだろうが、現在の信仰心を試されていると焦った結果「ほっ・・・・上坂すみれさんです・・・」と葛藤を漏らしてしまう。入場前から謎の「ほっ」、不審者感が隠せない。

 

中途半端な心を見透かされたようで、少し傷心気味の僕。「あぁ、どんなに時を経ようと結局のところ、俺は無意識に「ほっ」と言ってしまうのか・・・」僕は、ちょっとした罪悪感とともに、なんだか故郷に帰った心地がした。(そもそもほんとに新木場が地元)

 

・声豚、スピーカー前でむせび泣く

今回、このイベントに意気込んだのには理由があった。それは新木場コーストで行われる、つまりオールスタンディングで行われるということだ。通常、声優ライブイベントなどは観覧できる席が固定されているのが普通であり、席の良し悪しはFCに入らない限り(入っても)運ゲーだったりする。

 

半面、アイドル現場やロックバンドのライブのようなスタンディングのライブハウスでは、気合と体力次第で自分の配置場所はコントローラブルなのだ。要するにこうしたハコで、堀江女史のライブを見られるというのは、恐らくかなり珍しい。これは先を考えても数少ない機会になる・・・そんなチャンスを逃すまいと僕も入場するや否や、前線に陣取った。

 

しかし、30代に入って初となるオールスタンディングのライブ。長くなるであろうイベントを前に不吉な予感が過った。徐々にボルテージも上がる開始5分前、硬い床張り、すでに足腰がキツイ・・・あ、これ体力持たないかも。徐々に鈍痛と不安が増す。負の感情に支配されないよう、脳内で冷静さを取り戻すためシミュレーションを行う。

 

「確実に堀江由衣はゲストの中でも大御所枠。つまり順番は清竜人本人のライブ前・・・トリ前だ。そこまで体力を温存させるか・・・いや、現在推しである上坂すみれを目の前にその呵責は耐えられない・・・そもそも、生あーりんにも発狂する気がするし、でんぱ組初現場は正直めっちゃ嬉しいへへへh」

 

深刻な表情で考える僕。そんな中、いよいよフェスがスタート。そして冒頭司会から「それでは早速最初のアーティストを紹介します・・・堀江由衣さん!!」

 

え、うそ・・・なんだろうか、理性が飛ぶというか、水道管破裂して水吹き上がってるGIF。脳内にその映像が15画面くらい映って、ずっとリフレインしてた気がする。徐々にその脳内エラーも収まり、目の前にはいよいよ本物のほっちゃんが。距離感10mほど。気づけば「ほぁーーーー!!!」と叫ぶ自分。いや、もうそうなんだよ。人類、堀江由衣に近づくと自動的に叫ぶんだよ。嘘じゃないよ。やめろよ、そんな目で見るなよ。

 

そして、初っ端から人気曲『The♡World's♡End』からスタート。高速BPMを伴った複雑なメロディラインを音源のような正確さで歌い上げる御大・・・そしてライブハウスの醍醐味のひとつとして、あまりおススメできないが、舞台袖にある大きなスピーカーからの大音量を目の前で浴びる事が出来る。今回、そのあたりに陣取って御声を存分に浴びた。「・・・あぁ、堀江由衣やん・・・」謎のトランス状態に入る僕。会社での鬱憤、生活費の心配、それらがすべて消え、魂の浄化を感じ出す。

 

そして、2曲目。バラードとポップスのバランスが絶妙に気持ち良い『半永久的に愛してよ♡』では、その御声にリバーブがかかり、音波がより一層ドラマティックに耳朶を叩いているのが分かる。僕は恍惚としながらも、この曲の最後「なーんてね♡」というセリフ部分。とうとう我慢できず、むせび泣く。清竜人、なんていう職権濫用だ!バカ野郎!!ありがとう・・・ありがとう・・・

 

・声豚、人生のやり残し項目がだいぶ減る

そして3曲目には新曲『春夏秋冬』を披露し、会場のボルテージも上がり切ったまま堀江由衣パートの最後へ。ここで「他の色んなファンのみなさんがいる中ですが、できれば皆さんに応援してもらいたいと思っています。」というMC。一瞬で理解する黒ネコ勢。清竜人が初期に楽曲提供をし、未だにライブでも圧倒的人気を誇る名曲『CHILDISH♡LOVE♡WORLD』の予告である。

 

曲の間奏の中「フレーフレーほっちゃん、がんばれがんばれほっちゃん」と応援するパートが直接的に含まれており、清竜人個人のファン心理しかない作詞が根強い人気を集めるカオス曲となっている。ファンとの掛け合いも複雑ながら楽しい。ちょうど声豚活動を離れ、しばらくしてからこの曲が生まれ、僕自身今回はこれが聞きたくて、また応援がしたくて、今回のライブに参戦したと言っても過言ではない。

 

今見ることができるアニメ楽曲関連パフォーマンスで「LiSAの『Catch the Moment』、JAM Projectの『GONG』、そして堀江由衣の『CHILDISH♡LOVE♡WORLD』をライブで聴くまでは死ねない」と常日頃豪語していた自分。思ったより早く前の2つはクリアしてしまい、そして最終項目も今回果たした結果、今回死ねない理由が減ってしまった。

 

激しい掛け合い、そして全力での応援。その結果、やっぱり泣き出すオタク(2回目)半ば放心状態でその姿を見送り脳内で反芻をする。今回のライブ・・・これでもう満足では。十分に来た価値はあった・・・。序盤で精神が尽きかける。ただ本音を言えば、微妙に心残りがあった。

 

清竜人名義で堀江女史が参加している『CAN YOU SPEAK JAPANESE?』というこちらもとち狂った傑作がある。ほっちゃんが先生に扮し、清竜人含む6か国の男性に「愛している」という言葉をいかに伝えるのかを教えるというぶっとんだロールプレイ楽曲なのだが、その外国人勢も一緒に歌っているため、再現不可能と思われた。実際、2012年のEMI ROCKSで一度披露されただけにとどまっている。(このライブの先生役は堀江由衣ではなく、口パクで別の女優が演じている)

 

まぁ、この時点で十分満たされていたため、不満もなく納得。結局、その後のライブも結局、最後まで前線で叫び続けていた。(実際、全アーティスト分思い入れ書きたいけど、マジで文字数)

 

そして、迎える清竜人本人のライブパフォーマンス。何を演奏するのか全く想像がつかない中、幕が開く。すると、そこには学生服を着た6か国それぞれの生徒・・・そしてしばらく間を空けて登場する女教師姿の御大、堀江先生の姿・・・『CAN YOU SPEAK JAPANESE?』奇跡の本人登場の再演であった。あぁ・・なるほど冒頭での登場もこの為か・・・薄れる意識の中、そんな思惟を抱きつつ、その後の記憶があまり定かでないため細かい記載は避けたい。何はともあれ、清竜人の職権濫用ここに極まれりという楽曲。心から存分に楽しむことができた。

 

 

 

 

すべての演目が終わり、ツイッター上を眺めるとどうやら友人も参戦していたことを知り、一緒に打ち上げ、月島でもんじゃを頂きながらライブを振り返る。恍惚とした表情で「いやぁ、声豚はもう卒業していたつもりなんだけどなぁ」と漏らすも「いやいや、ていうか全然抜けてないでしょ」とバッサリ。実際、そんなツッコミに何も否定できず、思い出を残したい、と原稿用紙10枚以上のこんな記事まで書き出す始末である。

 

今回は御覧の通り、とかく堀江由衣祭りとなってしまったこと申し訳なく思いつつ、そろそろ月曜が目の前に控えている。夏に控えた、堀江由衣女史の新作アルバム楽しみだなぁ・・・と思いつつ終えようと思う。

堀江由衣の10thアルバム「文学少女の歌集」が7月10日発売決定! | アニメイトタイムズ

 

いや、ほんと他アーティストも好きな分罪悪感すごい。偏ってすみませんでした。

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